加齢黄斑変性の本当の原因は

【加齢黄斑変性の本当の原因は】

ある調査では、50歳以上の住民の加齢黄斑変性の発症率は0.87%でした。
内訳は滲出型が0.67%、萎縮型が0.2%で、女性よりは男性に多くなっています。
2002年、2004年の心身障害者手帳の取得原因の4位は黄斑変性ですが、その多くは加齢黄斑変性です。
滲出型は欧米では中途失明の2位を占め、大きな問題になっています。
加齢黄斑変性は老齢人口が増えるわが国でも、今後、大きな問題になると考えられます。
就業時間内はパソコンのブルライトにされされ、スマホ・液晶テレビなどのブルーライトはすくならずとも、目に大変なストレスを与え続けています。
この日常の生活は徐々に加齢黄斑変性症予備軍になっています。
遺伝性よりもその多くの原因は生活償還にあるようです。

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【加齢黄斑変性を予防できないでしょうか】
日常生活では、危険因子をなるべく取り除くことが大切です。なかでも喫煙は、たくさんの研究で明らかになっている確実な危険因子です。喫煙は、血液中にある酸化ストレスを抑える物質を壊します。禁煙しましょう(ただし禁煙の効果が出るには10年くらいかかるという報告もあります)。両眼になることが多い病気なので、比較的若い片眼の滲出型の人や、両眼に加齢黄斑変性の前段階所見のある人はすぐに禁煙しましょう。
太陽光のなかの青色光によって視細胞が酸化し傷むことが、黄斑の老化に関係するといわれています。太陽の光は避けるようにしましょう。屋外では帽子をかぶり、サングラスをかけましょう。
予防効果のある食品には、ビタミンA、C、E、などの抗酸化ビタミン、ルティン、などのカロテノイド、亜鉛などの抗酸化ミネラル、ω-3多価不飽和脂肪酸などが知られています。これらを多く含む食品をとるようにしましょう。滲出型になりやすい前段階所見が黄斑にある人では、大量の抗酸化ビタミン、抗酸化ミネラルからなるサプリメントが滲出型の発病予防に有用だったというデータがあります。

加齢黄斑変性になりやすい目はあるのでしょうか
加齢黄斑変性の前段階所見としては、ドルーゼンと網膜色素上皮の色素ムラがあります。
ドルーゼンは網膜色素上皮細胞の下に溜まった「カス」に相当します。色素ムラは色素上皮細胞の機能が悪くなっていることを示しています。そのような所見がないかを診てもらうために、50歳を過ぎたら定期的に眼底検査を受けましょう。中心窩の場合は様子をみることもありますが、中心窩以外の新生血管では、早期発見、早期治療が大切です。

どうして加齢黄斑変性になるのですか
加齢黄斑変性には遺伝的要素がありますが、遺伝する力は弱く、責任遺伝子はまだはっきりわかっていません。遺伝的に加齢黄斑変性になりやすい体質の人が、発病に影響する環境のなかで長年過ごすと、病気が誘発されると考えられています。
危険因子には、喫煙、太陽光による酸化ストレス、食生活の偏りが挙げられています。

■加齢黄斑変性の予防
(1)禁煙
喫煙している人はしていない人に比べて加齢黄斑変性になる危険性が高いことが分かっています。喫煙している人には禁煙が勧められます。
(2)サプリメント
ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、亜鉛などを含んだサプリメントを飲むと加齢黄斑変性の発症が少なくなることが分かっています。加齢黄斑変性の発症が少なくなりますが、完全に抑えることはできません。加齢黄斑変性になっていない人にも勧められますが、一方の目に加齢黄斑変性が発症した人にはサプリメントの内服が強く勧められます。
(3)食事
緑黄色野菜はサプリメントと同様に加齢黄斑変性の発症を抑えると考えられています。肉中心の食事より、魚中心の食事のほうがよいようです。
(2) たばこはやめる

世界中の多くの調査研究で、たばこが加齢黄斑変性の危険因子であることがわかっています。しかも15年以上禁煙を続けないと喫煙の悪影響がなくならないと言われますので、今すぐにでも禁煙したほうがよいと思われます。

(3) 亜鉛と抗酸化ビタミンを多めに摂る

アメリカで行われた調査研究で、加齢黄斑変性になりやすい黄斑所見のある人が亜鉛と抗酸化ビタミンを大量に摂ると、加齢黄斑変性の発病率が低くなることがわかりました。亜鉛が豊富な食材(カキなど)や新鮮な濃緑色野菜をなるべく多く食べるようにしましょう。また、ホウレン草やケールに含まれているルテインも有効ですし、青魚に多いω- 3脂肪酸もよいとされています。

(4) サングラスなどで日光から目を守る

強い光、とくに太陽光の中の青い光が網膜に当たると、網膜に有毒物質が溜まりやすくなります。サングラスやツバ付きの帽子で目を守りましょう。サングラスは、紫外線と青色光をカットするタイプを使ってください。



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